
機械式時計とはどんなもの?
進学や就職など、人生の節目に贈られることも多い機械式時計。一生モノとして特別な位置にあるこの時計ですが、そもそも普段よく目にするクォーツ時計とは何が違うのでしょうか?クォーツ時計とはその名の通り、クォーツ(水晶)が動力として使われている時計です。電気を流すと高速で振動するという水晶の性質を利用しています。一方、機械式時計はゼンマイとよばれる渦巻き状の長いばねが動力源で、ゼンマイが元に戻ろうとする力によって時計が動いています。その複雑な機構の美しさが魅力のひとつです。
機械式時計を手にする前に知っておきたいこと
もちろん、機械式時計が当たり前のものではなくなったことには、それなりの理由があります。まず目につくのは、定期的に巻かなくてはならないという手間がかかること。さらに、クォーツ時計に比べて時刻がずれやすく、磁気や衝撃に弱いということも認識しておいたほうがいいでしょう。しかしそのような手がかかるところに魅力を感じる人も多いからこそ、今もなお根強い人気があるのかもしれません。なお、巻かなくてはならないという手間は自動巻きの時計を選ぶことによって解消することも可能です。手巻きのものとは見た目が異なったり、より大きく厚いデザインになったりすることもあるので、好みや生活スタイルに合わせて選びましょう。また機械式時計が一生モノといわれるのは、半永久的に修理が可能であるということによります。壊れやすく、時計店での定期的なメンテナンスは必要ですが、クォーツ時計と異なり修理が不可能であるというケースは少ないのです。まさに生涯の友とするのにふさわしいですね。
スイスの名門時計メーカーであるオーデマピゲは、世界中の人を魅了する常識では考えられないような時計を数多く世に送り出しています。