都心部の緑化を促進し気温も下げる効果が期待できる


屋上緑化は法律で定められている

東京を中心とした都心部では、高層ビルが多く立地している一方で、公園といった場所を除いて、緑地が少ないといった特徴があります。近年問題となっている都心部の気温上昇を解決するには、緑化した土地を増やすといった方法が効果的と言われますが、地価の高騰などによって緑を増やすための土地が購入しにくいといった課題も抱えています。そのため、高層ビル屋上のスペースに軽量の土壌などを敷き詰め、芝生等を栽培する形で緑を作り出す、屋上緑化が行われています。

東京都の場合、敷地面積が1,000平方メートル以上の民間施設及び、250平方メートル以上の公共施設に対して、屋上緑化が義務付けられています。その一方で、都市全体の緑化を進めるため、対象となる施設に対して工事費の一部を公費で補助するための、屋上緑化助成金制度が設けられている点も特徴です。

屋上緑化のメリットとその方法

植えられている植物や草木などにより、建物及びその周辺の気温を下げる点が、屋上緑化による最大のメリットです。具体的には設置した植物が直射日光を遮る役割を果たすため、断熱効果を発揮し、冷房といった空調設備の稼働率を下げる効果があります。加えて、紫外線によるコンクリートなどのひび割れを防ぎ、建物自体の寿命を伸ばすといった副次的な効果も期待できます。さらに、自然の植物をいくつか植えられるため、屋上の見栄えが良くなるといった、景観を良くする効果をもたらします。

建物がある地形や屋上の形などによって、屋上緑化をするための施工方法は異なりますが、ユニット式またはシート式が主流です。メンテナンスの方法が異なるなどいくつか違いはあるものの、安全性とコストを両立しながらの屋上緑化が可能となります。

日当たりの良い場所で屋上緑化をすると、強い風などの影響によって植物が乾燥しやすくなる可能性があります。自動で灌水してくれるシステムを導入すれば、水やりの負担を軽減しながら乾燥への対策が可能になります。

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